MBG値とDexcom G7持続グルコースモニター（CGM）の測定値が同一の数値にならないことを不思議に思われたことは ありませんか？
これは、SMBG測定器では血中のグルコースを測定しますが、Dexcom G7では間質液中のグルコースを測定するため、こ れらの数値は異なることがあるからです。さらに、かかりつけ医が同時に臨床検査を行った場合、臨床検査結果はさら に別の数値が得られる場合があります。臨床検査結果は最も正確な数値とされています。
SMBG値とDexcom G7 CGM値が異なる他の理由は、以下の通りです。
- 手の清潔度：石鹸と水（手指消毒剤ではなく）で手を洗い、乾かします。それから測定します。SMBG値が正 確でない理由は、多くの場合、測定前に手が完全に洗浄されていないためと言われています。
- センサー使用の初日：新たに装着されたセンサーでは、SMBG値とDexcom G7 CGM値の差が大きくなる場合があ ります。ほとんどの場合、24時間経過すると数値の差は小さくなります。
- 装着部位の圧迫：装着したセンサーが何かに押されている、例えば、センサーを下にして横になっていると、Dexcom G7 CGM値に影響を与えることがあります。圧迫を軽減すれば、数値の差は小さくなります。
- 血糖値の急激な変化：血糖値が急激に変化している場合、SMBG値とDexcom G7 CGM値の比較はより難しくなり ます。その理由は、血中のグルコースが間質液中のグルコースよりも一足早く変化するからです。血糖値が安 定すれば、両者は近くなります。
- SMBGのセンサー：SMBGのセンサーが指示通りに保管されており、使用期限が切れていないことを確認しま す。また、SMBGのセンサーに十分な量の血液を使用するようにします。
較正
Dexcom G7の較正はオプションです。臨床検査結果と比較してDexcom G7の精度が高くなったり、低くなったりすること がありますが、Dexcom G7 CGM値はSMBG値に近づけられます。
較正を行う場合は、必ず以下を実施してください。
- 手をきれいにする：石鹸と水で手を洗い、乾かします。
- 5分以内に入力する：指先穿刺を行い、5分以内に較正の値を入力します。
較正のコツ：
- 装着部位の圧迫：センサーの圧迫が原因でDexcom G7 CGM値が正確ではないと思われる場合は、較正を行わない でください。圧迫を軽減すれば、センサーは自動的に回復します。
- 安定状態のグルコース値：較正は、グルコース値が安定しているときが最適です。グルコース値が急激に変化し ている場合は、較正を行わないでください。
SMBG測定器を使用してDexcom G7を較正（オプション）するには、以下の手順を実行します。
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